UNISON - Céline Dion / セリーヌ・ディオン 総売り上げ2億枚超えの記録を持つカナダ出身の歌姫

もはや、カナダ出身の超大物歌手セリーヌ・ディオン(Céline Dion)の名を知らない者はいないだろう。

彼女の名が日本国内でも良く知られる様になったのは、1997年に公開されたレオナルド・ディカプリオ主演の映画「タイタニック」のテーマソングMy Heart Will Go Onではないだろうか。

余談だが、この歌は一発レコーディングで、録音された歌声は編集なしのまま収録されたと言われている。

セリーヌ・ディオンの驚異的な歌唱力がご理解頂けるだろうか?

ただ、日本国内に於いてはタイタニックのテーマがセリーヌ・ディオンのイメージになっている場合が多いのだが、実は過去に歌っている曲はどれも違ったジャンルのもので、むしろタイタニックを機にレパートリーが広がったと言うのが正しい。

彼女がデビューしたのは1981年、僅か12歳の頃であり、当初はフランス語のアルバムをリリースしていた。

多くのツアーの誘いもあったそうだが、金欲に塗れた大人の都合で才能を潰されない様にと断り続け、デビュー当時から彼女の活動をサポートしていたのが、後に夫となるルネ・アンジェリルである。

この頃からあらゆるコンテストで優勝を総なめにし、多くの音楽関係者の目にも留まり、業界ではかなり知名度もあった様であるが、本格的にその名を知られるようになるのは1990年代に入ってからだ。

1990年に名プロデューサー、デイヴィッド・フォスターの目に留まり、アメリカへ移住したのを機に、遂に世界はその才能を目の当たりにする事となる。


ここで初の英語アルバムとなる「UNISON」をリリースし、いきなり400万枚を売り上げる大ヒットを記録したのが伝説の序章である。

信じられないかもしれないが、これ以降、ベストアルバムやBOXセットを除き、ただの1度も売り上げ枚数100万枚を下回った事はない。

それどころか1000万枚超えも珍しくはなく、2000万枚超え、3000万枚超えのアルバムも複数記録しており、その総売り上げ枚数は軽く2億枚を超えると言われている。


話を戻すが、このアルバムに収録されている曲は、恐らくタイタニックで聴いた事があるとか、葉加瀬太郎絡みでTo Love You Moreを聴いた事があると言った人、有名すぎる名曲The Prayerなどで知っていると言う人たちにとっては、全然イメージの違ったセリーヌ・ディオンが聴ける。

バリバリのポップス・ロックだからだ(笑)

タイトルトラックの「UNISON」が7トラック目に収録されている他、特筆すべきはセリーヌ・ディオンの名を世に知らしめたとされる、3トラックの「Where Does My Heart Beat Now」だ。

この曲こそがセリーヌ・ディオンが世界的スターへの階段を上り始めた、最初の1歩となる。

以下に紹介しておくので、是非聴いてみてくれ!

Céline Dion - Where Does My Heart Beat Now (Live The Colour of My Love concert)
YouTube - HQCelineDionより


アーティスト:Céline Dion
タイトル:UNISON

収録曲リスト
1.(If There Was)Any Other Way
2.If Love Is Out The Question
3.Where Does My Heart Beat Now
4.The Last To Know
5.I'm Loving Every Moment With You
6.Love Be Another Name
7.Unison
8.I Feel Too Much
9.If We Could Start Over
10.Have a Heart

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