パトリツィア・ヤネチコヴァを紹介するのは2回目。
CDはデビュー時のファーストアルバムがDVDセットで販売されたのみで、コンサートと舞台のみでストイックに活動を続けている。
デビュー直後と違ってテレビでポップスやクロスオーバーを披露する放送もなくなり、オペラ一筋なのは凄いが、チェコ・スロヴァキア国外のファンにとっては目にする機会が少なくなるので寂しくもあるだろう。
まあ、オペラ歌手がCDを出さないかと言えばそう言うわけでもなく、むしろそれなりの知名度になってくるとガンガン出すので、その内出てくるだろう。
熟成期間を経て30代を超えた辺りからが歌声も旬を迎えるだろうから、あと7、8年は我慢の期間か?(笑)
冗談はさて置き、うちのブログに訪れるパトリツィアファンもそれなりに多い様なので、CD1枚の紹介だけではちょっと寂しい。
そこで、今日は2017年にチェコの国営放送局が放送したパトリツィア主演のオペラを紹介しようと思う。
残念ながらDVD化はされておらず、チェコ・スロヴァキア国外での放送はされていないので、スロヴァキアのパトリツィアファンに詳細を確認したところ、チェコの国営テレビ局の公式サイト内で期間限定配信されているとの情報をゲットして視聴した。
最近になってYouTubeにも公開された様なので、この機会に是非ご覧になってみては如何だろうか?
上映されたオペラは、ヘンデルの「エイシスとガラテア」だ。
3幕版が存在するが、こちらはオリジナルに忠実な2幕版となっており、最も良く知られるバージョン。
この中で、パトリツィアはニンフのガラテア役を演じている。
つまり、主役だ…と言うより、登場人物に女性の配役は1人しかいない(笑)
マエストロを務めているのは楽団Collegium Marianumを率いるフルート奏者のヤナ・セメラードヴァ(Jana Semerádová)となっている。
YouTubeなどを介してコンサートで歌う姿を見る機会はあっても、日本では実際にパトリツィアがオペラの舞台で役を演じている姿を見る機会はなかなかないと思うので、ファンは必見ですよ!
舞台となっている劇場は不明だが、規模はそれ程大きくない。
場所はチェコ国内と思われ、また、舞台裏が映った時の様子を見る限りかなり設備が新しいので、もしかすると新たに建設された劇場のこけら落としとして上映された可能性がある。
全て手作業でセットが稼働され、劇中でもサウンドエフェクトを原始的な手法で鳴らしたり、人形劇や黒子が活躍したりと、古典的な手法のオペラを見る事が出来る。
尚、英語だが字幕はチェコ語しかないので、聞き取り難い部分は台詞が良くわからないかもしれないが、エイシスとガラテアの物語は子供でも理解できる非常にシンプルな構成なので、なんとなく見ていてもざっくりとしたストーリーは理解出来るので心配ない(笑)
青年エイシス(羊飼いの人間)と、ニンフのガラテア(泉の妖精)は仲良しの恋人同士。
それに嫉妬したキュクロープスのポリフィーマス(巨人)が、巨大な岩を投げつけてエイシスを殺してしまうと言うとんでもなくストレートな展開の後、ガラテアの力でエイシスを枯れる事のない泉に変えると言うストーリー。
一応悲劇なのだが、結構ポップな感じで話が進んで行く事に加え、パトリツィアがあまり悲しんでいる様子がない(笑)ので、終始明るい印象の劇となっている。
主な劇は舞台中央の窓枠でコンパクト進められて行き、出てくる仕掛けのチープ感もなかなか味があるので、それはそれで凄く面白い(笑)
通常の台詞はなく、全て歌の歌詞で話が進む。
なんと言っても、1幕の最後に歌うデュエットのHappy weが目玉でしょう!
ハッピー♪ハッピー♪ハッピーウィー♪
もう、ハッピーな感じが凄く伝わって来るので、ハッピー以外の何ものでもないですよ(笑)
クソ楽しい(笑)
ラストのアリアは、ガラテアのソロでHeart, the seat of soft delightを歌ってエイシスを泉に変えた後、全員揃って合唱でエンドと言った流れ。
登場人物も少なくストーリーが単純で、2幕構成なのでオペラを見慣れていない人でもサクッと見れる点で優秀ですし、過激な描写も無いので子供の教育向けにも最適な作品だと思います。
メイクが独特で真っ白なカツラを被っているのでいつものパトリツィアと雰囲気が随分違いますが、一見の価値はありますよ♪
Acis & Galatea - Handel - Patricia Janeckova - Valtice - 2017
YouTubeのチャンネルより
アーティスト:Patricia Janečková・Collegium Marianum
放送番組名:Česká televize Acis A Galatea
※チェコ国営テレビ放送局が2017年にチェコ・スロヴァキア国内で放送後、公式サイト内で期間限定配信されていた。
CDはデビュー時のファーストアルバムがDVDセットで販売されたのみで、コンサートと舞台のみでストイックに活動を続けている。
デビュー直後と違ってテレビでポップスやクロスオーバーを披露する放送もなくなり、オペラ一筋なのは凄いが、チェコ・スロヴァキア国外のファンにとっては目にする機会が少なくなるので寂しくもあるだろう。
まあ、オペラ歌手がCDを出さないかと言えばそう言うわけでもなく、むしろそれなりの知名度になってくるとガンガン出すので、その内出てくるだろう。
熟成期間を経て30代を超えた辺りからが歌声も旬を迎えるだろうから、あと7、8年は我慢の期間か?(笑)
冗談はさて置き、うちのブログに訪れるパトリツィアファンもそれなりに多い様なので、CD1枚の紹介だけではちょっと寂しい。
そこで、今日は2017年にチェコの国営放送局が放送したパトリツィア主演のオペラを紹介しようと思う。
残念ながらDVD化はされておらず、チェコ・スロヴァキア国外での放送はされていないので、スロヴァキアのパトリツィアファンに詳細を確認したところ、チェコの国営テレビ局の公式サイト内で期間限定配信されているとの情報をゲットして視聴した。
最近になってYouTubeにも公開された様なので、この機会に是非ご覧になってみては如何だろうか?
上映されたオペラは、ヘンデルの「エイシスとガラテア」だ。
3幕版が存在するが、こちらはオリジナルに忠実な2幕版となっており、最も良く知られるバージョン。
この中で、パトリツィアはニンフのガラテア役を演じている。
つまり、主役だ…と言うより、登場人物に女性の配役は1人しかいない(笑)
マエストロを務めているのは楽団Collegium Marianumを率いるフルート奏者のヤナ・セメラードヴァ(Jana Semerádová)となっている。
YouTubeなどを介してコンサートで歌う姿を見る機会はあっても、日本では実際にパトリツィアがオペラの舞台で役を演じている姿を見る機会はなかなかないと思うので、ファンは必見ですよ!
舞台となっている劇場は不明だが、規模はそれ程大きくない。
場所はチェコ国内と思われ、また、舞台裏が映った時の様子を見る限りかなり設備が新しいので、もしかすると新たに建設された劇場のこけら落としとして上映された可能性がある。
全て手作業でセットが稼働され、劇中でもサウンドエフェクトを原始的な手法で鳴らしたり、人形劇や黒子が活躍したりと、古典的な手法のオペラを見る事が出来る。
尚、英語だが字幕はチェコ語しかないので、聞き取り難い部分は台詞が良くわからないかもしれないが、エイシスとガラテアの物語は子供でも理解できる非常にシンプルな構成なので、なんとなく見ていてもざっくりとしたストーリーは理解出来るので心配ない(笑)
青年エイシス(羊飼いの人間)と、ニンフのガラテア(泉の妖精)は仲良しの恋人同士。
それに嫉妬したキュクロープスのポリフィーマス(巨人)が、巨大な岩を投げつけてエイシスを殺してしまうと言うとんでもなくストレートな展開の後、ガラテアの力でエイシスを枯れる事のない泉に変えると言うストーリー。
一応悲劇なのだが、結構ポップな感じで話が進んで行く事に加え、パトリツィアがあまり悲しんでいる様子がない(笑)ので、終始明るい印象の劇となっている。
主な劇は舞台中央の窓枠でコンパクト進められて行き、出てくる仕掛けのチープ感もなかなか味があるので、それはそれで凄く面白い(笑)
通常の台詞はなく、全て歌の歌詞で話が進む。
なんと言っても、1幕の最後に歌うデュエットのHappy weが目玉でしょう!
ハッピー♪ハッピー♪ハッピーウィー♪
もう、ハッピーな感じが凄く伝わって来るので、ハッピー以外の何ものでもないですよ(笑)
クソ楽しい(笑)
ラストのアリアは、ガラテアのソロでHeart, the seat of soft delightを歌ってエイシスを泉に変えた後、全員揃って合唱でエンドと言った流れ。
登場人物も少なくストーリーが単純で、2幕構成なのでオペラを見慣れていない人でもサクッと見れる点で優秀ですし、過激な描写も無いので子供の教育向けにも最適な作品だと思います。
メイクが独特で真っ白なカツラを被っているのでいつものパトリツィアと雰囲気が随分違いますが、一見の価値はありますよ♪
Acis & Galatea - Handel - Patricia Janeckova - Valtice - 2017
YouTubeのチャンネルより
アーティスト:Patricia Janečková・Collegium Marianum
放送番組名:Česká televize Acis A Galatea
※チェコ国営テレビ放送局が2017年にチェコ・スロヴァキア国内で放送後、公式サイト内で期間限定配信されていた。
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