Symphony Live in Vienna - Sarah Brightman / サラ・ブライトマン 必見!ウィーンの大聖堂で開催された伝説のライブ映像

知ってるかい?

「世界でいちばん美しい歌がある」

サラ・ブライトマンの日本国内盤CDの帯に書かれているキャッチフレーズだけど。

まあ、私は個人的な拘り(以前書いた理由)から洋楽は基本的にインポート盤しか買わないのですが、日本盤のDream Chaser限定で収録されていた、ボーナストラックのKaze No Torimichi(風のとおり道<となりのトトロ>)を聴きたくて買った事がある。

帯に書かれていたこのフレーズを見て、思わず納得したものである(笑)

サラ・ブライトマンは世界的に名高い歌姫の一人だが、聴けば納得の歌声と歌唱力、表現力。

文句なく世界トップクラスの歌手である。

多くの作品があるが、今回紹介するのは2008年にリリースされたアルバム「Symphony(日本盤:神々のシンフォニー)」に合わせ、ウィーンの大聖堂で開催されたライブだ。


こちらがSymphony Live in ViennaのDVD


ちなみに、同ライブ音源の収録されたCDもある。


後から紹介するが、収録された曲数や順番も実際のライブに合わせてあり、音声だけでも十分楽しめる。

とは言っても、断然DVDがお勧めである(笑)


尚、スタジオ収録版の通常アルバム「Symphony」はこちら。


テーマは同じだが、ライブとは異なり収録曲数は少ない。

ただし、Cant Della Terraをデュエットするのがアンドレア・ボチェッリとなっている点はポイントが高いので、是非通常盤も持っておきたいところ。

とは言っても、ライブでデュエットしているアレッサンドロ・サフィーナも、ボチェッリに引けを取らない歌声と歌唱力なので、全く心配はいらない。


ライブはオープニングでPie Jesuを客席後方で歌った後、真紅のドレスを広げて中央へ。

1曲歌っただけで、既に場はサラ・ブライトマンに支配されているかの様。

こんな近くを歩いているのだから、誰か一人くらいは我慢できずに触ってしまいそうなものだが、それさえも躊躇させる様な神々しいオーラに包まれた会場。


会場のセットはコンサートホールの様に派手な照明や演出があるわけでもなく、燭台に灯された蝋燭の火と、大聖堂がもたらす神聖な雰囲気だけ。

実にシンプルである。


唯一のパフォーマンスと言えば、お色直しの後に歌いながらステージへ歩いて行くくらいのもので、ステージに立ってもこれと言って特に動きはない。

この後もライブが終了するまで、特に派手に動き回るわけでもなく、トークがあるわけでもないのに、歌声一つで「すげえ!!」って思わせるのだから、マジで凄い。

どこかの誰かさんみたいにワイヤーで吊って空飛んだよ!とか、ステージから花火が上がったよ!とか、そんな事が全く起きないので、何を説明すれば良いのだろうかと言った感じだが、「本物」はこれで十分と言う事が良く理解出来る映像だと思う。

飾りなし。歌だけで直球勝負だが、時々映る観客の顔を見ればわかるだろう。

皆、心底満足しているのだ(笑)

ちなみに、途中で歌われるデュエット曲のI Will Be With Youは、日本のお子さんでも良く知っている歌なので、家族で見るのもお勧めのDVDです。

I Will Be With Youは「ビー・ウィズ・ユー~いつもそばに~」のタイトルで、あのポケットモンスターの劇場版(ディアルガVSパルキアVSダークライ)のエンディングテーマに使われています。

サラ・ブライトマンの歌が日本の子供向けアニメに採用されると言うのも妙な話だと思いましたが、どうも製作スタッフの中にサラ・ブライトマンのファンがいたそうで、オファーをしたら、なんとあっさりOKが出た…と言う流れだとか。


散々、満足度の高い歌を連発しておきながら、トドメのラスト2曲でまだまだ会場を沸かせるのだからとんでもない!

ここまでに惜しみない拍手と大声援を送り続けている観客もヘトヘトのはずだが、Time to Say Goodbyeで引き出す満場のスタンディングオベーション!


これ以上はないでしょう?と思ったところで、締めのAve Maria(シューベルト)が炸裂し、遂に我慢の限界を超えた観客達が通路にまで出てきて、鳴り止まぬ拍手と大声援!

万が一に備え、流石に警備員が動き始める(笑)

そしてあろう事か、ステージの後ろに引っ込むのではなく、この大興奮状態の観客で溢れ返る通路を堂々と歩いて表へ退場するのだから、ファンサービスも限界突破ですよ!!

おまけに、嫌な顔一つせず笑顔で握手して回っているのだから、本当に凄いと言う感想しか出てこない。


タイトルトラックのSymphonyはもちろんの事、美しい歌声と卓越した歌唱力で、どのレパートリーも文句の付け様がない程素晴らしいが、やはり何と言っても幸福感で満たされている最後の最後でぶっ込んで来るTime to Say GoodbyeとAve Mariaの破壊力は絶大。

例えるなら、核兵器である。

観客が思わず通路へ出てきてしまうのも納得。

画面越しに見ていても思わず立ち上がって拍手したくなる程です(笑)

あまりにも完璧すぎるパフォーマンスに、ゲストにアンドレア・ボチェッリがいなかった事が悔やまれるくらい。

数あるCDやDVDの中でも、これ程万人に向けて、自信を持って持っておくべき!お勧めだ!と言える作品はそうそうないので、是非手に取ってご覧ください!

やっぱりサラ・ブライトマンってすげーんだな!って、改めて感じるライブですよ!

以下にはポケットモンスター劇場版の主題歌になったI Will Be With Youを紹介しておきますので、是非聴いてみてください。

08 Sarah Brightman I WILL BE WITH YOU at 1280x720 HD fmt=22
YouTubeのチャンネルより


アーティスト:Sarah BrightmanAndrea BocelliPaul Stanley
タイトル:Symphony

収録曲リスト
1.Gothica
2.Fleurs Du Mal
3.Symphony
4.Canto Della Terra(Duet With Andrea Bocelli)
5.Sanvean
6.I Will Be With You(Where The Lost Ones Go / Duet With Paul Stanley)
7.Schwere Träume
8.Sarai Qui(Duet With Alessandro Safina)
9.Storia D'Amore
10.Let It Rain
11.Attesa
12.Pasión(Duet With Fernando Lima)
13.Running

アーティスト:Sarah BrightmanAlessandro SafinaChris ThompsonFernando Lima
タイトル:Symphony Live in Vienna(DVD / CD)

収録曲リスト(※CD・DVD共通)
1.Pie Jues
2.Fleurs Du Mal
3.Symphony
4.Sanvean
5.Canto Della Terra(Duet With Alessandro Safina)
6.Sarai Qui(Duet With Alessandro Safina)
7.Attesa
8.I Will Be With You(Where The Lost Ones Go / Duet With Chris Thompson)
9.Storia D'Amore
10.Pasión(Duet With Fernando Lima)
11.Running
12.Let It Rain
13.The Phantom of The Opera(Duet With Chris Thompson)
14.Time to Say Goodbye
15.Ave Maria

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