2001年 秋…
それなりにヒットする曲は多くても、流行り廃りが激しく、どれも似たり寄ったりの飽き易い歌ばかり。
世間ではグループアイドルブームで、せこいビジネスの臭いがプンプンする時代。
まあ、2020年現在も当時と変わりない印象ですが。
もちろん、その様なアイドルグループでも中には良い曲も存在するが、松任谷由実、中島みゆき、B'zやスピッツ、Mr.Childrenなどなど、昭和から平成初期を代表する様なアーティストは、世代が変わっても長年愛される数々の名曲を残している。
それがどうだ?
最近のアーティストは、ヒットしてメディアでチヤホヤされていたと思えばあっと言う間に忘れられ、そもそも、そのアーティストの名前さえ全く聞かなくなる一発屋の多い事。
最近のアーティストには、ヒット曲こそあれど、所謂"名曲"が本当に少ないのだ。
そんな腐りきった日本のポップス業界に飽き飽きしていた頃であった。
ある日、書店で買い物をしている時にスピーカーから流れて来た、昔どこかで聞いたような、そんな懐かしい雰囲気の心地よいサウンド。
日本にも、まだこんなアーティストがいたのか!?…と衝撃が走る!
思わず近くにいた店員に、今流れている曲が何なのか訊ねたところ、USENに問い合わせて頂き、その曲の名前を知る。
アーティストの名はEGO-WRAPPIN'(エゴラッピン)
なんと、最近(当時の話)リリースされたばかりの新曲だと言う。
曲のタイトルは、そう、EGO-WRAPPIN'の名を世に知らしめた名曲「色彩のブルース」である。
そうだ、EGO-WRAPPIN'と言えば、以前レコード屋で視聴して気に入り、必ず売れるだろうと見越して買った「Blue Speaker」をリリースしているインディーズバンドだ!
ここで、再びEGO-WRAPPIN'の名を聞く事になろうとは。
ネタバレすると、実はこの時聴いたのはメジャーデビューの1st.アルバム「~Midnight Dejavu~色彩のブルース」の方を指していたのだと思うが、帰りに立ち寄ったレコード屋で私が買ったのは、こちらのインディーズ時代の4th.アルバム「色彩のブルース」である。
とは言え、Midnight Dejavu版は、同じマスターテープと聞くので、早い話リマスター版と言った位置付けに近い物であり、聴き比べても違いはわからないレベルの差異だと思われる。
つまり、全く同じ曲なので、別にアレンジが加わっているとか、そう言った違いではない。
色彩のブルースは全5曲収録のミニアルバムとなり、リードトラックのNERVOUS BREAK DOWNから早速ブッ飛ばしてくれる。
まるで、今までの音楽の概念をぶっ壊される様な、爽快な気分だ。
まあ、単純にジャズと括れば、世界中どこにでもある音楽だが、少なくとも日本でこれだけ弾けた、型に囚われないパフォーマンスの出来るアーティストが他にいるだろうか。
そして3トラックに控えるのが、名曲「色彩のブルース」である。
この色彩のブルースの破壊力は凄まじい。
何より、初めて聴くのに、まるで昔どこかで聴いた事がある様な懐かしい気分、目を閉じれば場末の酒場にいる様な、何故か昭和の風景が脳裏に浮かぶ、そんな忘れていた記憶を呼び覚ますようなサウンドを奏でる。
ハッキリ言って、歌詞にはそれ程重要な意味などない様に感じる。
ただただ懐かしい。いつまでも浸っていたい。ただそれだけである。
実際のところ、臭い歌詞で感動させようとか、そんな小細工は無く、純粋に歌声を含むサウンドで心を鷲掴みにするアートである。
聴いてみればわかるが、これ程イントロからアウトロに至るまできちんと聴きたいと思える曲は珍しいのではないだろうか。
大体、鼻歌を歌いたくなるような曲は日本で言うところの"サビ"のメロディーの印象が強い傾向にあるが、この曲はそうではない。
歌詞にこそ特に意味はないが、ヴォーカルパート美しさのみならず、伴奏の全てがそれぞれ聞かせどころ、所謂、サビを有していると言った感じである。
ヴォーカルが入っていない部分でも、バックで演奏する楽器の一つ一つに耳を澄ませたくなる曲だ。全てが心地良い。
持っていて損はない、いや、持っておくべき1枚だと、自信を持ってお勧めしたいアルバムだ!
以下に、色彩のブルースを紹介しておくので、是非聴いてみてほしい。
EGO-WRAPPIN'『色彩のブルース』
YouTube - EGO-WRAPPIN'公式チャンネルより
アーティスト:EGO-WRAPPIN'
タイトル:色彩のブルース
収録曲リスト
1.NERVOUS BREAK DOWN
2.GIGOLO
3.色彩のブルース
4.FLOWERS
5.タバコ
それなりにヒットする曲は多くても、流行り廃りが激しく、どれも似たり寄ったりの飽き易い歌ばかり。
世間ではグループアイドルブームで、せこいビジネスの臭いがプンプンする時代。
まあ、2020年現在も当時と変わりない印象ですが。
もちろん、その様なアイドルグループでも中には良い曲も存在するが、松任谷由実、中島みゆき、B'zやスピッツ、Mr.Childrenなどなど、昭和から平成初期を代表する様なアーティストは、世代が変わっても長年愛される数々の名曲を残している。
それがどうだ?
最近のアーティストは、ヒットしてメディアでチヤホヤされていたと思えばあっと言う間に忘れられ、そもそも、そのアーティストの名前さえ全く聞かなくなる一発屋の多い事。
最近のアーティストには、ヒット曲こそあれど、所謂"名曲"が本当に少ないのだ。
そんな腐りきった日本のポップス業界に飽き飽きしていた頃であった。
ある日、書店で買い物をしている時にスピーカーから流れて来た、昔どこかで聞いたような、そんな懐かしい雰囲気の心地よいサウンド。
日本にも、まだこんなアーティストがいたのか!?…と衝撃が走る!
思わず近くにいた店員に、今流れている曲が何なのか訊ねたところ、USENに問い合わせて頂き、その曲の名前を知る。
アーティストの名はEGO-WRAPPIN'(エゴラッピン)
なんと、最近(当時の話)リリースされたばかりの新曲だと言う。
曲のタイトルは、そう、EGO-WRAPPIN'の名を世に知らしめた名曲「色彩のブルース」である。
そうだ、EGO-WRAPPIN'と言えば、以前レコード屋で視聴して気に入り、必ず売れるだろうと見越して買った「Blue Speaker」をリリースしているインディーズバンドだ!
ここで、再びEGO-WRAPPIN'の名を聞く事になろうとは。
ネタバレすると、実はこの時聴いたのはメジャーデビューの1st.アルバム「~Midnight Dejavu~色彩のブルース」の方を指していたのだと思うが、帰りに立ち寄ったレコード屋で私が買ったのは、こちらのインディーズ時代の4th.アルバム「色彩のブルース」である。
とは言え、Midnight Dejavu版は、同じマスターテープと聞くので、早い話リマスター版と言った位置付けに近い物であり、聴き比べても違いはわからないレベルの差異だと思われる。
つまり、全く同じ曲なので、別にアレンジが加わっているとか、そう言った違いではない。
色彩のブルースは全5曲収録のミニアルバムとなり、リードトラックのNERVOUS BREAK DOWNから早速ブッ飛ばしてくれる。
まるで、今までの音楽の概念をぶっ壊される様な、爽快な気分だ。
まあ、単純にジャズと括れば、世界中どこにでもある音楽だが、少なくとも日本でこれだけ弾けた、型に囚われないパフォーマンスの出来るアーティストが他にいるだろうか。
そして3トラックに控えるのが、名曲「色彩のブルース」である。
この色彩のブルースの破壊力は凄まじい。
何より、初めて聴くのに、まるで昔どこかで聴いた事がある様な懐かしい気分、目を閉じれば場末の酒場にいる様な、何故か昭和の風景が脳裏に浮かぶ、そんな忘れていた記憶を呼び覚ますようなサウンドを奏でる。
ハッキリ言って、歌詞にはそれ程重要な意味などない様に感じる。
ただただ懐かしい。いつまでも浸っていたい。ただそれだけである。
実際のところ、臭い歌詞で感動させようとか、そんな小細工は無く、純粋に歌声を含むサウンドで心を鷲掴みにするアートである。
聴いてみればわかるが、これ程イントロからアウトロに至るまできちんと聴きたいと思える曲は珍しいのではないだろうか。
大体、鼻歌を歌いたくなるような曲は日本で言うところの"サビ"のメロディーの印象が強い傾向にあるが、この曲はそうではない。
歌詞にこそ特に意味はないが、ヴォーカルパート美しさのみならず、伴奏の全てがそれぞれ聞かせどころ、所謂、サビを有していると言った感じである。
ヴォーカルが入っていない部分でも、バックで演奏する楽器の一つ一つに耳を澄ませたくなる曲だ。全てが心地良い。
持っていて損はない、いや、持っておくべき1枚だと、自信を持ってお勧めしたいアルバムだ!
以下に、色彩のブルースを紹介しておくので、是非聴いてみてほしい。
EGO-WRAPPIN'『色彩のブルース』
YouTube - EGO-WRAPPIN'公式チャンネルより
アーティスト:EGO-WRAPPIN'
タイトル:色彩のブルース
収録曲リスト
1.NERVOUS BREAK DOWN
2.GIGOLO
3.色彩のブルース
4.FLOWERS
5.タバコ
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