Blue Speaker - EGO-WRAPPIN' / エゴラッピン グルーヴに浸れるフュージョン

新しいのにどこか懐かしい。

独特の感性、ノスタルジックなサウンドで、斬新な音楽を奏でる日本のアーティスト。

EGO-WRAPPIN'(エゴラッピン)

主なカテゴリはジャズやロックで、それらをクロスオーバーさせたフュージョンと分類するのが正しいのか。


こちらが1998年にリリースされた1st.アルバムとなる「Blue Speaker」だ。

インディーズ時代のアルバムとなるが、十分に数は出回っているので入手はそれ程難しくはなく、中古CD屋さんでは100円以下で見付かる事も多いが、値段以上の価値は保証する。

まず、第一に芸術性の高いジャケットが、専用額縁などに入れてしまえば、それだけでオシャレなインテリアに早変わりだ!

冗談はさて置き(半分本気(笑)このアルバムはトラック1「平凡にして非凡なる日常」のメッセージ性が強い。

"すべての音は音楽に成り得る"

私もレコード屋さんの視聴コーナーでEGO-WRAPPIN'Blue Speakerを初めて聴いた時、音の持つ可能性と言う物を感じた1曲だ。

果たして、楽曲としての完成度が高いのかと言われると、そうではないのだが、才能の片鱗を感じ取る事は出来る。

今はまだ無名でも"いずれ来る"だろうと、そう思って買った1枚。

平凡にして非凡なる日常は、極端な言い方をすれば、紛れもなく「音楽」ではあるが「曲」ではない。

バックでギターとハーモニカの旋律が流れるが、主には動物の鳴き声などの喧騒が収録されている。

・・・は?

ごもっともな意見だろう(笑)

だが、聴けば分かる。それ以外に説明のしようがないのだ。

例えば邦楽を良く聴く人と、洋楽を良く聴く人がいるが、どちらも区別なく、同じくらい聴くと言う人であれば、日本と海外のCDと言う「作品」に明らかな違いがある事に気が付く人も多いはず。

日本の場合、基本的には「シングル」を発売して、後に「アルバム」化して発売するのが一般的であるが、海外の場合は「アルバム」が先で、中でも人気のあった曲を「シングル」カットしてMVなどと一緒に再リリースと言うパターンが多い。

クラシックミュージックなどがそうである様に、小難しい主題の後に何番、何番と言った感じで番号が振られたり、中にはサブタイトルが振られていたりと言った感じだと言えば理解し易いだろうか?

海外では「アルバム」が1つの作品として組み立てられた、大きな1つの楽曲と言った認識が強い。

それが故に、洋楽マニアは日本国内盤を好まず、インポートCDに拘る人がいるが、正しい選択と言えるのだ。

国内盤だとボーナストラックと称して余分な曲を追加したり、それで済めば良いが、最悪の場合は曲の構成や順番を変えてしまっている最悪のパターンもあるので「作品」は台無しになる。

ちょっと話はそれたが、EGO-WRAPPIN'のアルバムも1つの大きな作品と考えて良い。

良い意味で日本っぽくないのだ。


トラック1の平凡にして非凡なる日常は、言わばイントロの様な物だ。

"イントロ"が終われば、グルーヴィーなBRIGHT、It's a Miracleの2曲を経て、中盤に構えるアッパーなPAPPAYA、ボサ・ノヴァ調のSugar、後半にゆったりとMonotonous Lifeを聴き、最後に再び平凡にして非凡なる日常で締める。

主題をみんなで奏で、アドリブを利かせて再び主題に戻る、ジャズのスタイルをBlue Speakerと言う一つの作品の中でやっているような、そんなアルバムに仕上がっている。

中からピックアップして、単独でお勧めしたいのはIt's a MiracleとA Lieと言ったところだろうか。

尚、平凡にして非凡なる日常を単独で聴く事はお勧めしない。

それこそ「は?」って意見しか出てこないからだ(笑)

あくまでも、EGOワールドの入り口だと思って欲しい。

以下に、このアルバムの中の1曲を紹介したいと思いますので、是非聴いてみてください!

YouTube - EGO-WRAPPIN'公式チャンネルより


アーティスト:EGO-WRAPPIN'
タイトル:Blue Speaker

収録曲リスト
1.平凡にして非凡なる日常
2.Bright
3.It's a Miracle
4.No Name
5.EGOLOGY
6.PAPPAYA
7.Sugar
8.A Lie
9.So Blue
10.Monotonous Life
11.平凡にして非凡なる日常(Reprise)

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