ABBA(アバ)は、1970年代に数多くの名曲を世に送り出し、80年代初期に突然姿を消したスウェーデンのバンドグループ。
驚く事に、デビュー直後から解散までの約10年の間に、その人気は衰えを知らず、約40年が経過した今でも知らない人はいない程有名な名曲を量産している。
例えばDancing QueenやMoney, Money, Moneyなど、何か事ある毎にテレビ番組のBGMなどに使われたり、多くの歌手がカバーしていたりと、ABBAの名前や曲名を知らなくても曲を聴けば知っているものが1つや2つは必ずあると言ったレベルだ。
ちなみに、解散の理由はグループ内の恋愛の縺れからと言われているが、なんと2018年にひっそりと活動再開を発表しており、アルバムをリリースしているらしい。
尚、活動休止中も実は世界的にもかなり売れており、実のところマイケル・ジャクソンやセリーヌ・ディオンなど、億単位の枚数を売り上げるアーティストの1つに数えられる程で、日本に洋楽ブームを起こした先駆者でもある。
さて、そんなABBAだが、北欧ミュージック独特の悲壮感はなく、明るくポップな物が多いのも特徴なのだが、80年代に入る頃には解散を示唆しているかのようにやや暗い歌詞が多くなっていた様に思える。
そんな解散直前のABBA後期、1980年にリリースされたアルバム「Super Trouper」を紹介したい。
タイトルトラックのSuper Trouper自体は有名で、この曲は日本でも売り上げ上位にランクインするなど相当売れているが、敢えてそこは外して個人的に大好きな曲を1つ紹介したい。
なにしろ、ABBAの曲はわざわざ紹介しなくても、聴けば知ってる!と言ったレベルなので、今更感がある。
なので、敢えてややマイナーなところを摘まんで、隠れた名曲を紹介する方が良さそうだ。
個人的にお勧めの名曲は、トラック10の「The Way Old Friends Do」だ。
この曲は、喜びや悲しみも共に感じよう、古い友人の様に…と言ったニュアンスの歌詞となっている歌だが、実はそれ程人気がない歌の1つ。
と言うのも、どこか暗くてネガティブな印象を受けるためだ。
後にこの曲が破壊力を増したのは、1985年代にオランダのデュエットグループ「Bonnie & José(ボニー&ホセ)」が、オランダ語版のカバーとしてリリースした「Zoals vrienden doen」でその価値を知らしめる。
ちなみに、デュエットを組んでいたボニー・セントクレアとホセ・ホービー共にソロではヒットせず、ボニー&ホセのグループ自体も84年から86年までの短期間しか活動していないためマイナーなアーティストであるが、ABBAのカバーに定評があったため、予定通りならば今年の秋にオリジナルのABBAカバーアルバムのレコードをリマスターしたCDがオランダ限定で発売される予定となっている。
言語が違う以外、原曲とカバーに大きな違いはないが、聴き比べるとオランダ語のマッチングは完璧である。
やや讃美歌っぽいと言って嫌う人もいるので、好き嫌いの分かれる曲ではあるが、歌自体は悪くないので是非聴いてみて欲しいお勧めの1曲だ。
尚、余談だが2018年に奇跡の様な組み合わせで、この曲が再び現代に甦った。
オランダのオペラ歌手アミラ・ウィルハーフンが、この曲をサルベージして3rdアルバムにクラシカルクロスオーバーのアレンジ版で収録しており、歌の美しさにより一層磨きが掛かっている印象だ。
まあ、私がアミラの大ファンと言う補正も掛かっているとは思うが、好きだったボニー&ホセのカバー曲をアミラが歌うと言うまさかの組み合わせに、これ程美しい歌があろうかと大喜びしたくらいだ。
以下に紹介しておくので、是非3つのバージョンを聴き比べてみてほしい。
The Way Old Friends Do (Live At Wembley Arena, London, England / 1979)
YouTube - ABBAチャンネルより
Zoals vrienden doen Bonnie & José
YouTubeのチャンネルより
Zoals Vrienden Doen
YouTube - Amira Topicチャンネルより
アーティスト:ABBA
タイトル:Super Trouper
収録曲リスト
1.Super Trouper
2.The Winner Takes It All
3.On And On And On
4.Andante, Andante
5.Me And I
6.Happy New Year
7.Our Last Summer
8.The Piper
9.Lay All Your Love On Me
10.The Way Old Friends Do
11.Elaine
12.Put On Your White Sombrero
驚く事に、デビュー直後から解散までの約10年の間に、その人気は衰えを知らず、約40年が経過した今でも知らない人はいない程有名な名曲を量産している。
例えばDancing QueenやMoney, Money, Moneyなど、何か事ある毎にテレビ番組のBGMなどに使われたり、多くの歌手がカバーしていたりと、ABBAの名前や曲名を知らなくても曲を聴けば知っているものが1つや2つは必ずあると言ったレベルだ。
ちなみに、解散の理由はグループ内の恋愛の縺れからと言われているが、なんと2018年にひっそりと活動再開を発表しており、アルバムをリリースしているらしい。
尚、活動休止中も実は世界的にもかなり売れており、実のところマイケル・ジャクソンやセリーヌ・ディオンなど、億単位の枚数を売り上げるアーティストの1つに数えられる程で、日本に洋楽ブームを起こした先駆者でもある。
さて、そんなABBAだが、北欧ミュージック独特の悲壮感はなく、明るくポップな物が多いのも特徴なのだが、80年代に入る頃には解散を示唆しているかのようにやや暗い歌詞が多くなっていた様に思える。
そんな解散直前のABBA後期、1980年にリリースされたアルバム「Super Trouper」を紹介したい。
タイトルトラックのSuper Trouper自体は有名で、この曲は日本でも売り上げ上位にランクインするなど相当売れているが、敢えてそこは外して個人的に大好きな曲を1つ紹介したい。
なにしろ、ABBAの曲はわざわざ紹介しなくても、聴けば知ってる!と言ったレベルなので、今更感がある。
なので、敢えてややマイナーなところを摘まんで、隠れた名曲を紹介する方が良さそうだ。
個人的にお勧めの名曲は、トラック10の「The Way Old Friends Do」だ。
この曲は、喜びや悲しみも共に感じよう、古い友人の様に…と言ったニュアンスの歌詞となっている歌だが、実はそれ程人気がない歌の1つ。
と言うのも、どこか暗くてネガティブな印象を受けるためだ。
後にこの曲が破壊力を増したのは、1985年代にオランダのデュエットグループ「Bonnie & José(ボニー&ホセ)」が、オランダ語版のカバーとしてリリースした「Zoals vrienden doen」でその価値を知らしめる。
ちなみに、デュエットを組んでいたボニー・セントクレアとホセ・ホービー共にソロではヒットせず、ボニー&ホセのグループ自体も84年から86年までの短期間しか活動していないためマイナーなアーティストであるが、ABBAのカバーに定評があったため、予定通りならば今年の秋にオリジナルのABBAカバーアルバムのレコードをリマスターしたCDがオランダ限定で発売される予定となっている。
言語が違う以外、原曲とカバーに大きな違いはないが、聴き比べるとオランダ語のマッチングは完璧である。
やや讃美歌っぽいと言って嫌う人もいるので、好き嫌いの分かれる曲ではあるが、歌自体は悪くないので是非聴いてみて欲しいお勧めの1曲だ。
尚、余談だが2018年に奇跡の様な組み合わせで、この曲が再び現代に甦った。
オランダのオペラ歌手アミラ・ウィルハーフンが、この曲をサルベージして3rdアルバムにクラシカルクロスオーバーのアレンジ版で収録しており、歌の美しさにより一層磨きが掛かっている印象だ。
まあ、私がアミラの大ファンと言う補正も掛かっているとは思うが、好きだったボニー&ホセのカバー曲をアミラが歌うと言うまさかの組み合わせに、これ程美しい歌があろうかと大喜びしたくらいだ。
以下に紹介しておくので、是非3つのバージョンを聴き比べてみてほしい。
The Way Old Friends Do (Live At Wembley Arena, London, England / 1979)
YouTube - ABBAチャンネルより
Zoals vrienden doen Bonnie & José
YouTubeのチャンネルより
Zoals Vrienden Doen
YouTube - Amira Topicチャンネルより
アーティスト:ABBA
タイトル:Super Trouper
収録曲リスト
1.Super Trouper
2.The Winner Takes It All
3.On And On And On
4.Andante, Andante
5.Me And I
6.Happy New Year
7.Our Last Summer
8.The Piper
9.Lay All Your Love On Me
10.The Way Old Friends Do
11.Elaine
12.Put On Your White Sombrero
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