12月20日に予定されていたアミラのクリスマスコンサートが、体調不良のため延期となりました。
既に回復している様でほっとしていますが、コンサートは23日に公開となります。
ちなみに、今年はサラ・ブライトマンもクリスマスコンサートを初のオンラインでやるそうで、コロナ時代の新しいスタンダードとなるのでしょうか。
しかし、どのアーティストも無観客のステージに向かって歌う気分はどうなんでしょうね?
普段のコンサートでは、客席を埋め尽くす大勢の観客の声援や拍手が聞こえてくるところですが、それらは全くありませんし、客を入れないのでわざわざ大きなコンサートホールを借りる事もない。
なんだかちょっと寂しい気もしますが、視聴者にとっては有り難い一面もあります。
やはりコンサート会場で生の演奏や歌を聴くのとは全然違うものの、チケットが安価である事や、座席の制限を受けないので売り切れの心配もなければ、平等に良いアングルで見られる事。
加えて、チケットが安価な上に自宅で見られる手軽さから、普段CDは聴いてもコンサートには足を運ばなかった他のアーティストを見てみたりと、選択肢の幅は広がります。
ただ、何故か日本のアーティストのオンラインコンサートは微妙に高い気がしますけど(笑)
とは言え、実際にコンサートへ行くのはチケット代だけで済む話ではなく、結構な出費になりますから、オンラインコンサートは非常に安上がりです。
所謂旅費。交通費だったり宿泊費だったり、食事なども必要ですから、地元で開催されればラッキー、外国だったりすると野宿覚悟で行ったとしてもウン十万は軽く吹っ飛びますからね(笑)
さて、全然関係ない話をしてしまいましたが、本日紹介するのはアンドレ・リュウのアルバムから「Best of Christmas」を。
確か以前にもお話しましたっけ?
日本では需要が低いジャンルなので、クラシックコンサートなんて…って考える人も多いかと思いますが、アンドレ・リュウのコンサートは別ですよ!
どこかじっとして静かに聴かなければならないイメージのあるクラシックですが、アンドレ・リュウの最大の特徴は、観客参加型と言うユニークなスタイルを取っている点です。
演奏は一流なのに、ただただクソ真面目にやるのではなく、笑いあり涙あり、みんなで楽しく盛り上がろうってコンセプトなので、客席をご覧になればわかる通りTシャツにジーンズなんてラフな格好の方も結構多いし、中には踊り出すような人までいます(笑)
こう言ったスタイルに否定的な方も一定数おられるのは事実ですが、個人的にはもっと気軽に楽しむべきだと思うんですよ。
例えばオペラとミュージカルでは、なんとなくミュージカルの方が庶民的なイメージがあるでしょう?
オペラなんて、正装した"違いの分かる"富裕層達が席を陣取り、由緒ある音楽家系の出身者達がすんばらしい演劇を披露しているイメージがありますが、現実には違います。もっと気楽に構えて見に行って良いんですよ。普通にエンターテイメントとして楽しめば良いんです。
でも、イメージが先行しちゃうとなかなか取っ付き難いと言うのは否めないはずです。
クラシックの衰退は、コアなクラシックファン達が堅苦しいイメージや気難しいルールなどでガチガチに固めて排他的になっているためだと、ある音楽評論家は言っていました。
その通りだと思うんですよ。
そう言った堅苦しいイメージを払拭し、一般層へのクラシック需要を後押ししている存在が、アンドレ・リュウなど寛容な音楽家だったり、ポップスとクラシックの懸け橋となるクロスオーバー歌手と言ったところです。
こちらのアルバムに収録されている曲はご覧の通り。
クリスマスの定番レパートリーがぎっしりで、日本でもポピュラーな曲ばかりなので、こいつを1枚持っていれば、クリスマスパーティーのBGMには困らない!
ちなみに、毎度の事ながらおまけのDVDが付属しています。(別売りのフルバージョンあり)
Home for Christmasと銘打ったDVDで、仮想のアンドレ・リュウの家にみんなで集まって演奏を楽しむと言った感じのアットホームなMVに仕上がっています。
実際のアンドレ・リュウの家はオランダなので、映像ほど雪は積もらないと思いますが、ヨーロッパのクリスマスの雰囲気が楽しめる映像は必見!
収録曲も多く、当然ですがアンドレ・リュウ率いるヨハン・シュトラウス・オーケストラのメンバー総出演の演奏が楽しめる、おまけとは思えぬハイクオリティDVDに仕上がっている。
何より、みんな楽しそうに演奏しているのが良いですね!
以下には、Home for Christmasより、子供から大人までよ~く知っているクリスマスのど定番「Jingle Bells」を紹介しておきます。
収録曲リスト(CD)
収録曲リスト(DVD)
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