ジャッキー・エヴァンコは何度も紹介しているので、今更詳しく書く必要もないだろう。
少し前に正体を隠してパフォーマンスを披露すると言う趣旨の番組、マスクド・シンガーのシリーズでキティに扮して無双していた事で再び話題沸騰中のジャッキーだが、そもそも既にアメリカ国内では21世紀で最も優れる歌手と称される地位にまで上り詰めているので、今更話題になるも何もないが。
正真正銘のスーパースターだ。
もはや何を歌わせてもハズレがない。
今日もクリスマスシーズンに合わせてクリスマス向きのアルバムを紹介しよう。
今回紹介するのは2016年にリリースの「Someday at Christmas」だ。
このアルバム、ジャッキーのクリスマスアルバムとしては3枚目、正式にはメジャーデビューアルバムのO Holy Nightはミニアルバムなので、フルアルバムとしては2枚目と数えるべきだろうか。
ちなみに、この年のクリスマスのキラータイトルとなった。
なんと、ビルボードクラシックチャートで1位となるが、ここまでで6連続1位と言う驚異的な記録を更新!
お気付きだろうか?
ここまでに発売されたアルバムの数は、このSomeday at Christmasを含めて6枚。
その通り、デビューからただの一度も1位にならなかった事がない。
収録曲の方はクロスオーバー歌手の定番どころ、Pie JesuやO Holy Nightなどの馴染みあるレパートリーに加え、タイトルトラックとなるスティーヴィー・ワンダーのカバーソング「Someday at Christmas」の他、同タイトルで2トラック収録の有名曲「Little Drummer Boy」はソロバージョンとイル・ヴォーロとの共演バージョンが収録されている。2020年10月末現在、WikipediaではLittle Drummer Boyをイル・ディーヴォと共演と記載されているが、ジャッキーと共演しているのはイギリスのイル・ディーヴォ(厳密にはイギリス出身者はいない多国籍のグループ)ではなく、イタリアのイル・ヴォーロの方である。
それ以外にも、ご覧になればお気付きだと思うが、3トラック目からいきなりプラシド・ドミンゴなどと超大物の名前が入っていたり、豪華アーティストてんこ盛りのアルバムとなっている。
全12トラック収録で聴き応え抜群のクリスマスアルバムだ。
2020年時点では最新のホリデーアルバムとなるが、今年は先行してジョニ・ミッチェルのカバー曲「River」をシングルカットでネット配信している。
カバーではなく、リメイクと謳っているだけあって、現代アレンジで若年層にも受け入れ易い仕上がりになっているので、今年もなんだかんだでクリスマスのチャートを荒らす気満々と言った感じ。
フルアルバムは来年の春に発売予定となっているので、もちろん買うつもりだ。
以下にはテレビスタジオのライブ映像からLittle Drummer Boyを紹介しておきます。
YouTube - Jackie Evancho公式チャンネルより
アーティスト:Jackie Evancho
タイトル:Someday at Christmas
収録曲リスト
1.Someday at Christmas
2.Do You Hear What I Hear?
3.Guardian Angels featuring Placido Domingo
4.Little Drummer Boy
5.It Came Upon A Midnight Clear
6.Pie Jesu from Requiem featuring Placido Domingo
7.Christmas Waltz
8.Hallelujah featuring Peter Hollens
9.The Christmas Song
10.O Holy Night featuring Vittorio Grigolo
11.Have Yourself A Merry Little Christmas
12.Little Drummer Boy featuring Il Volo
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