The Phantom of The Opera - Andrew Lloyd-Webber / アンドリュー・ロイド=ウェバー 二度見てほしい最高傑作ミュージカルの2004年映画版「オペラ座の怪人」
今日は、先日のサラ・ブライトマン繋がりで、2004年の映画版「The Phantom of The Opera」を紹介したい。
私が大好きな映画の中でも、1、2を争う最高傑作だと思います。
ミュージカル映画と言う事もあり、各シーンのチャプターだけでなく、ハイライトシーンの各挿入歌を個別に聴けるミュージック・チャプターもあるは嬉しい。
そもそも、全域で聴き応えのある音楽が途切れる事なく続くので、カーナビで映画1本を丸ごと再生させて、ドライブ中のサウンドトラックとして聴くのもお勧めだ。
The Phantom of The Opera(原題:Le Fantôme de l'Opéra)は、フランスの小説家ガストン・ルルーの小説で、1910年に出版された100年以上前の作品である。
実は私自身、ミュージカルは知っているが原作の小説は読んだ事がない。
話によると終盤のストーリー展開や結末が異なるらしいが、ざっくりとしたストーリーは大凡共通らしい。
私が大好きな映画の中でも、1、2を争う最高傑作だと思います。
ミュージカル映画と言う事もあり、各シーンのチャプターだけでなく、ハイライトシーンの各挿入歌を個別に聴けるミュージック・チャプターもあるは嬉しい。
そもそも、全域で聴き応えのある音楽が途切れる事なく続くので、カーナビで映画1本を丸ごと再生させて、ドライブ中のサウンドトラックとして聴くのもお勧めだ。
The Phantom of The Opera(原題:Le Fantôme de l'Opéra)は、フランスの小説家ガストン・ルルーの小説で、1910年に出版された100年以上前の作品である。
実は私自身、ミュージカルは知っているが原作の小説は読んだ事がない。
話によると終盤のストーリー展開や結末が異なるらしいが、ざっくりとしたストーリーは大凡共通らしい。
尚、舞台版と映画版も微妙に設定や演出、一部シーンの順番が前後していたりと言った差は見られる。
邦題では「オペラ座の怪人」として知られ、オペラ座の怪人を題材にしたオマージュ作品として、単なるホラー映画からドラマ、いくつかのミュージカルとして数多くの作品が公開されている。
その中でも、特に有名なのがイギリスの作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーが1986年に公開したミュージカル作品だ。
あの、有名な仰々しいオペラ座の怪人のテーマなど、単に「オペラ座の怪人」「The Phantom of The Opera」と言えば、1986年のロイド=ウェバー版ミュージカルと言う認識が非常に強い。
ミュージカル史上最高傑作と言っても過言ではない超大ヒット作で、脚本もさる事ながら、挿入歌は全域に於いて文句の付け様が無い程素晴らしい。
この作品は挿入歌が独り歩きする程、あまりにも有名なので、物語の内容について触れても差し支えは無いかもしれないが、そもそもミュージカルを見ないから全く知らないと言う層もいると思うので、敢えてネタバレする様な内容には触れない。
見出しで「二度見てほしい」と書いてあるのはこのためで、まずはストーリーを知らないと言う人のために、映画としてこの物語を楽しんでもらいたい。
そして二度目に見る人、物語を知っている人はストーリーを理解した上で、各シーンに充てられた音楽を楽しんでもらいたい。
2004年に映画化されたThe Phantom of The Operaは、アンドリュー・ロイド=ウェバー版のミュージカルを完全再現した映画となっている。
もちろんミュージカルの舞台で見る作品も素晴らしいが、視点は固定である。(DVDで見る場合は別だが)
映画の場合は視点も最高のカットで見られる事に加え、舞台ではとても出来ない表現、派手な演出なども織り込めると言う強みがある。
分かり易く言えば、全域ハイライトシーンを見ている様な感じである。
物語の世界観を、映像で完全再現出来ると言うわけだ。
余談だが、アメリカのスーパースター、ジャッキー・エヴァンコは、幼い頃にこの映画を大層気に入り、母親にDVDを買って欲しいと懇願したそうである。
このDVDを何度も見ながら歌をマスターしていったそうだが、もしこの時、ジャッキーにDVDを買い与えていなければ、今日のスーパースターは存在しなかったかもしれない。
映画版The Phantom of The Operaのキャストには、ファントム(エリック)役にジェラルド・バトラー、クリスティーヌ・ダーエ役にはエミー・ロッサム、ラウル・シャニュイ役にはパトリック・ウィルソンを迎え、それぞれの見せ場を圧倒的歌唱力で演じる。
キャストも非常に多く、ハイライトシーンの1つ、フルキャストで演じる「Masquerade」も大勢で豪華な演目として作品に華を添える。
「The Phantom of The Opera Overture」から、朽ち果てたオペラ座のモノクロ映像が、当時の豪華絢爛なオペラ座の記憶として甦り、カラー映像へ切り替わっていく演出など、これから物語が始まるのだと言う期待を煽り、たちまちストーリーへ引き込まれていく。
最初の見せ場である、クリスティーヌがソロで歌う名曲「Think of Me」は、当時サラ・ブライトマンが歌ったものとは少し違い、現代向けにアレンジされているのも好感が持てる。
尚、ジャッキー・エヴァンコが歌うThink of Meもこのバージョンである。
続く「Angel of Music」から「The Phantom of The Opera」のデュエット、地下でファントムがソロで歌う迫力の「Music of The Night」まで目は離せない。
第二幕以降もカルロッタの機嫌を取る様子が面白い「Prima Donna」や、ラウルとクリスティーヌの最強ラブソング「All I Ask of You」と続き、フルキャストの「Masquerade」墓地で歌う「Wishing You Were Somehow Here Again」まで、聴いておくべき歌しか存在しないミュージカルだ!
特に、飾り気無し、どストレートな愛のメッセージで歌うAll I Ask of Youの破壊力は凄まじい。
涙腺崩壊間違いなしだ。
クライマックスには、直前で語られるファントムの忌まわしい過去と交錯する、涙なしには見られない「The Point of No Return」で、映画の登場人物たちと一緒にファントムとクリスティーヌの歌声に魅了されるはずだ。
襲い掛かる感動シーンの連続に、後半泣きっぱなしだが、これだけでは終わらない。
意外と無視している人が多いのだが、エンドロールに合わせて最後の締めとして流れる「Learn To Be Lonely」を絶対に聴き忘れてはいけない!
こいつを聴いてトドメを刺されておかずに、2004年版オペラ座の怪人を見たと言うのはおこがましい。
映画版最大の魅力の一つであり、アンドリュー・ロイド=ウェバー自らが、映画版The Phantom of The Operaのために作った曲である。
歌詞の内容はファントムの事を歌った切ない曲であるが、もう一点重要な事がある。
映画の中では"盛りを過ぎた酷い歌手"として描かれ、金切り声の様なソプラノで笑わせてくれた「カルロッタ」を演じた、ミニー・ドライヴァが歌っている。
美しい歌声は作中のカルロッタとはまるで印象が異なる(劇中のカルロッタの歌のみ吹き替えのため)ので、誰が歌ってんの!?って思った人も多いかもしれないが、カルロッタ(ミニー・ドライヴァ)である(笑)
その後もしばらく続くエンドロールで流れるメドレー曲を聴きながら、物語のハイライトシーンを思い浮かべ、余韻に浸るのも良いかもしれません。
ミュージカルが苦手と言う人は意外と多いですが、そんな人にも自信を持ってお勧め出来る最高の映画です!
100年間人を魅了し続けるストーリーと、35年間色褪せる事の無い名曲のレパートリー。
一度見れば、きっとミュージカルに対する印象が変わる事間違いなしですよ!
以下には、The Phantom of The Operaの中で最も人気のある、クリスティーヌのThink of Meを紹介しておきます。
Think of Me - Andrew Lloyd Webber's The Phantom of the Opera
YouTube - The Phantom of The Opera公式チャンネルより
脚本・作曲:Andrew Lloyd-Webber
キャスト:Gerard Butler, Emmy Rossum, Patrick Wilson, Minnie Driver他
タイトル:The Phantom of The Opera(オペラ座の怪人)
ミュージックチャプターリスト(<>内は原題)
1.オーヴァチュア<Overture>
2.シンク・オブ・ミー<Think of Me>
3.エンジェル・オブ・ミュージック<Angel of Music>
4.ザ・ミラー(エンジェル・オブ・ミュージック)<The Mirror(Angel of Music)>
5.オペラ座の怪人<The Phantom of The Opera>
6.ミュージック・オブ・ザ・ナイト<The Music of The Night>
7.アイ・リメンバー/夢でさえも見たことのない…<I Remember/Stranger Than You Dreamt it>
8.プリマドンナ<Prima Donna>
9.なぜ、こんなところに?/ラウル、私は行ったことがあるの<Why Hare You Brought Me Here/Raoul I've Been There>
10.オール・アイ・アスク・オブ・ユー<All I Ask of You>
11.オール・アイ・アスク・オブ・ユー(リプライズ)<All I Ask of You(Reprise)>
12.マスカレード/ホワイ・ソー・サイレント<Masquerade/Why So Silent>
13.もう一度姿を現して<Wishing You Were Somehow Here Again>
14.ポイント・オブ・ノー・リターン(The Point of No Return)
15.地下へ再び<Down Once More>
16.あなたは孤独ではない<You Are Not Alone>
17.これで幕は降りた<It's Over Now>
邦題では「オペラ座の怪人」として知られ、オペラ座の怪人を題材にしたオマージュ作品として、単なるホラー映画からドラマ、いくつかのミュージカルとして数多くの作品が公開されている。
その中でも、特に有名なのがイギリスの作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーが1986年に公開したミュージカル作品だ。
あの、有名な仰々しいオペラ座の怪人のテーマなど、単に「オペラ座の怪人」「The Phantom of The Opera」と言えば、1986年のロイド=ウェバー版ミュージカルと言う認識が非常に強い。
ミュージカル史上最高傑作と言っても過言ではない超大ヒット作で、脚本もさる事ながら、挿入歌は全域に於いて文句の付け様が無い程素晴らしい。
この作品は挿入歌が独り歩きする程、あまりにも有名なので、物語の内容について触れても差し支えは無いかもしれないが、そもそもミュージカルを見ないから全く知らないと言う層もいると思うので、敢えてネタバレする様な内容には触れない。
見出しで「二度見てほしい」と書いてあるのはこのためで、まずはストーリーを知らないと言う人のために、映画としてこの物語を楽しんでもらいたい。
そして二度目に見る人、物語を知っている人はストーリーを理解した上で、各シーンに充てられた音楽を楽しんでもらいたい。
2004年に映画化されたThe Phantom of The Operaは、アンドリュー・ロイド=ウェバー版のミュージカルを完全再現した映画となっている。
もちろんミュージカルの舞台で見る作品も素晴らしいが、視点は固定である。(DVDで見る場合は別だが)
映画の場合は視点も最高のカットで見られる事に加え、舞台ではとても出来ない表現、派手な演出なども織り込めると言う強みがある。
分かり易く言えば、全域ハイライトシーンを見ている様な感じである。
物語の世界観を、映像で完全再現出来ると言うわけだ。
余談だが、アメリカのスーパースター、ジャッキー・エヴァンコは、幼い頃にこの映画を大層気に入り、母親にDVDを買って欲しいと懇願したそうである。
このDVDを何度も見ながら歌をマスターしていったそうだが、もしこの時、ジャッキーにDVDを買い与えていなければ、今日のスーパースターは存在しなかったかもしれない。
映画版The Phantom of The Operaのキャストには、ファントム(エリック)役にジェラルド・バトラー、クリスティーヌ・ダーエ役にはエミー・ロッサム、ラウル・シャニュイ役にはパトリック・ウィルソンを迎え、それぞれの見せ場を圧倒的歌唱力で演じる。
キャストも非常に多く、ハイライトシーンの1つ、フルキャストで演じる「Masquerade」も大勢で豪華な演目として作品に華を添える。
「The Phantom of The Opera Overture」から、朽ち果てたオペラ座のモノクロ映像が、当時の豪華絢爛なオペラ座の記憶として甦り、カラー映像へ切り替わっていく演出など、これから物語が始まるのだと言う期待を煽り、たちまちストーリーへ引き込まれていく。
最初の見せ場である、クリスティーヌがソロで歌う名曲「Think of Me」は、当時サラ・ブライトマンが歌ったものとは少し違い、現代向けにアレンジされているのも好感が持てる。
尚、ジャッキー・エヴァンコが歌うThink of Meもこのバージョンである。
続く「Angel of Music」から「The Phantom of The Opera」のデュエット、地下でファントムがソロで歌う迫力の「Music of The Night」まで目は離せない。
第二幕以降もカルロッタの機嫌を取る様子が面白い「Prima Donna」や、ラウルとクリスティーヌの最強ラブソング「All I Ask of You」と続き、フルキャストの「Masquerade」墓地で歌う「Wishing You Were Somehow Here Again」まで、聴いておくべき歌しか存在しないミュージカルだ!
特に、飾り気無し、どストレートな愛のメッセージで歌うAll I Ask of Youの破壊力は凄まじい。
涙腺崩壊間違いなしだ。
クライマックスには、直前で語られるファントムの忌まわしい過去と交錯する、涙なしには見られない「The Point of No Return」で、映画の登場人物たちと一緒にファントムとクリスティーヌの歌声に魅了されるはずだ。
襲い掛かる感動シーンの連続に、後半泣きっぱなしだが、これだけでは終わらない。
意外と無視している人が多いのだが、エンドロールに合わせて最後の締めとして流れる「Learn To Be Lonely」を絶対に聴き忘れてはいけない!
こいつを聴いてトドメを刺されておかずに、2004年版オペラ座の怪人を見たと言うのはおこがましい。
映画版最大の魅力の一つであり、アンドリュー・ロイド=ウェバー自らが、映画版The Phantom of The Operaのために作った曲である。
歌詞の内容はファントムの事を歌った切ない曲であるが、もう一点重要な事がある。
映画の中では"盛りを過ぎた酷い歌手"として描かれ、金切り声の様なソプラノで笑わせてくれた「カルロッタ」を演じた、ミニー・ドライヴァが歌っている。
美しい歌声は作中のカルロッタとはまるで印象が異なる(劇中のカルロッタの歌のみ吹き替えのため)ので、誰が歌ってんの!?って思った人も多いかもしれないが、カルロッタ(ミニー・ドライヴァ)である(笑)
その後もしばらく続くエンドロールで流れるメドレー曲を聴きながら、物語のハイライトシーンを思い浮かべ、余韻に浸るのも良いかもしれません。
ミュージカルが苦手と言う人は意外と多いですが、そんな人にも自信を持ってお勧め出来る最高の映画です!
100年間人を魅了し続けるストーリーと、35年間色褪せる事の無い名曲のレパートリー。
一度見れば、きっとミュージカルに対する印象が変わる事間違いなしですよ!
以下には、The Phantom of The Operaの中で最も人気のある、クリスティーヌのThink of Meを紹介しておきます。
Think of Me - Andrew Lloyd Webber's The Phantom of the Opera
YouTube - The Phantom of The Opera公式チャンネルより
脚本・作曲:Andrew Lloyd-Webber
キャスト:Gerard Butler, Emmy Rossum, Patrick Wilson, Minnie Driver他
タイトル:The Phantom of The Opera(オペラ座の怪人)
ミュージックチャプターリスト(<>内は原題)
1.オーヴァチュア<Overture>
2.シンク・オブ・ミー<Think of Me>
3.エンジェル・オブ・ミュージック<Angel of Music>
4.ザ・ミラー(エンジェル・オブ・ミュージック)<The Mirror(Angel of Music)>
5.オペラ座の怪人<The Phantom of The Opera>
6.ミュージック・オブ・ザ・ナイト<The Music of The Night>
7.アイ・リメンバー/夢でさえも見たことのない…<I Remember/Stranger Than You Dreamt it>
8.プリマドンナ<Prima Donna>
9.なぜ、こんなところに?/ラウル、私は行ったことがあるの<Why Hare You Brought Me Here/Raoul I've Been There>
10.オール・アイ・アスク・オブ・ユー<All I Ask of You>
11.オール・アイ・アスク・オブ・ユー(リプライズ)<All I Ask of You(Reprise)>
12.マスカレード/ホワイ・ソー・サイレント<Masquerade/Why So Silent>
13.もう一度姿を現して<Wishing You Were Somehow Here Again>
14.ポイント・オブ・ノー・リターン(The Point of No Return)
15.地下へ再び<Down Once More>
16.あなたは孤独ではない<You Are Not Alone>
17.これで幕は降りた<It's Over Now>
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