Vivere - Andrea Bocelli / 盲目のテノール歌手 アンドレア・ボチェッリのベストアルバム

去年の暮れに、映画アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノールが公開されましたが、ご覧になりましたか?

私が説明するより、彼の半生を描いた映画をご覧になった方が早いとは思いますが、この手の映画は需要が低いのか、国内で放映された映画館も限られていたみたいです。

田舎に住んでいるため、一番近い映画館でも片道3時間以上は掛かりそうだったので、DVDがリリースされるのを待っていたところですが、同時期に放映されたターミネーター・ニューフェイトが出ちゃいましたね(笑)

あちらを先に見よう…って、そんな話をするためにブログを書いているわけではなくて!!

Andrea Bocelli(アンドレア・ボチェッリ)はイタリアのテノール歌手。

幼い頃から視力が悪く、失明も時間の問題だと言われていたそうですが、事が起きたのは12歳の頃、サッカーをしていた際、頭部に受けたボールの衝撃が切っ掛けとなり失明し、以後全盲となる。

幼少期から音楽の才能はあり、将来はオペラ歌手を夢見ていた彼だが、この時点で楽譜も、指揮も"見る事が出来なくなり"その夢を断たれる事になる。

日本ではクラシックシンガーを称してオペラ歌手などと呼ぶ事があるが、厳密にはオペラとなるとミュージカルと同様、歌劇であり、歌だけでなく演劇の要素も求められる。

となると、さすがに盲目では不可能と言える。

しかし、彼は歌手としての夢は諦めていなかった。

超有名な大物歌手なので、今更経歴を語る必要もないので省略するが、後にリリースするCon Te Partiròで大ヒットしてその名を世に知らしめる事となる。

後にイギリス出身の元ミュージカル女優サラ・ブライトマンと共に、一部歌詞を英語に置き換えたTime to Say Goodbyeをデュエットで歌い、1500万枚を売り上げ、同曲を収録したシングル・アルバムの総売り上げ枚数では2500万枚以上と言うクロスオーバーでは異例の驚異的な記録を叩き出し、世界規模でのクロスオーバーブームの先駆者となった。

その後の活躍ももちろんの事だが、今回紹介するのは、そんなボチェッリのアルバムの中でも、最もお勧めしたい1枚だ。


ベストアルバムVivereだ。

このアルバムはベストアルバムと言うだけあって、収録されているのはボチェッリのヒット曲が多いので、基本的にハズレなどなく、どれもお勧め出来るのだが、一押しである理由はもう一つある。


今や世界的歌手となったアンドレア・ボチェッリだが、世界一の歌唱力と呼ばれたカナダの歌姫セリーヌ・ディオン、そして世界一美しい歌声と言われたイギリスの歌姫サラ・ブライトマン。

これら世界レベルの歌姫2名に、奇跡のテノールを加えた3名が揃う超豪華アルバム!

そのお値段だが、インポート盤なら2000円前後、日本国内盤でも普通のアルバムと同じく3000円程度で売られているのだから、当然、価格以上の価値はある。

サラ・ブライトマンとのデュエットはもちろん「Time to Say Goodbye(Con Te Partirò)」を歌い、セリーヌ・ディオンとのデュエットは「The Prayer」を歌う。

日本国内ではタイタニックのテーマになった「My Heart Will Go On」や、少し古い世代だと日本のドラマ「恋人よ」の主題歌にも採用され、近年、葉加瀬太郎をフィーチャリングして知名度のある「To Love You More」の方が有名な印象があるが、やはりセリーヌ・ディオンの代表曲と言えば「The Prayer」であろう。

この2曲が素晴らし過ぎて、他のヒット曲さえも霞んで見える程だ。

ちなみに、このベストアルバムのタイトルを冠したライブも開催されており、DVDで見る事が可能だ。


こちらのDVDのタイトルは「Vivere Live in Tuscany」となっている。


中身はこんな感じ。

DVDだと少し値も張るので、通常ならお勧めし難いところだが、サラ・ブライトマンはやっぱり凄い!って感じるのは映像があってこそだと思う。

何が凄いって、元は80年代を代表する伝説的ミュージカル女優と言う事もあり、歌声だけでなく、ステージで「演技」はしないにしても「表情」だけで歌の印象をより一層強くしてくれるって事だ。

イタリア語の歌詞で、何を言ってるのかわからないと言う人にさえ、それが"ラブソング"であると、直接心で認識させる事ができるのだから、只者ではない。


収録曲はCDアルバムより多いが、アルバムに収録されている曲は全て演奏する。

ちなみに、もっと凄いのはこのライブには、デイヴィッド・フォスターまで登場してるって事だ。

豪華!超豪華である!


尚、このコンサートではセリーヌ・ディオン不在なのが残念だが、代わりにThe Prayerをデュエットするのは、R&Bのスター、トリニダード出身のアメリカ人歌手ヘザー・ヘッドリー。

抜群の歌唱力と圧倒的声量を兼ね備え、セリーヌ・ディオンとはまた違った良さがある。

こう言うカバーが聴けるのもライブならではの魅力だろうか。


そして締めはサラ・ブライトマン登場でTime to Say Goodbyeと、最強のエンディングとなる。

こんなにキャストの豪華なライブ、なかなかないですよ!

持っておいて損はない、一押しのDVDです!

以下には、サラ・ブライトマンとデュエットで歌うTime to Say Goodbyeの動画を紹介しておきます。

Andrea Bocelli, Sarah Brightman - Time To Say Goodbye (Live)
YouTube - Andrea Bocelli公式チャンネルより

アーティスト:Andrea Bocelli
タイトル:Vivere

収録曲リスト
1.La Voce Del Silenzio
2.Sogno
3.Il Mare Calmo Della Sera
4.Dare To Live(Vivere) duet with Laura Pausini
5.Canto Della Terra
6.A Te feat.Kenny G on sax soprano
7.Besame Mucho
8.Time to Say Goodbye(Con Te Partirò) duet with Sarah Brightman
9.Io Ci Sarò
10.Romanza
11.Vivo Per Lei duet with Giorgia
12.Melodramma
13.Bellissime Stelle
14.The Prayer duet with Céline Dion
15.Because We Believe


アーティスト:Andrea Bocelli
タイトル:Vivere Live in Tuscany

収録曲リスト
1.Melodramma
2.Romanza
3.A Te feat. Kenny G on sax soprano
4.Vivo Per Lei duet with Heather Headley
5.Io Ci Sarò feat.Lang Lang on piano
6.Hungarian Rhapsody no.2 in C sharp minor performed by Lang Lang
7.La Voce Della Terra duet with Elisa
8.Dancing performed by Elisa
9.Canto Della Terra duet with Sarah Brightman
10.Bellissime Stelle
11.Medley:Besame Mucho>Somos Novios(It's impossible)>Can't Help Falling in Love
12.Because We Believe
13.The Prayer duet with Heather Headley
14.Italia feat. Chris Botti on trumpet
15.Dare To Live(Vivere) duet with Laura Pausini
16.Sogno
17.Il Mare Calmo Della Sera
18.Time to Say Goodbye(Con Te Partirò) duet with Sarah Brightman

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