ALIVE - SOPHIA / ソフィア 代表曲を2曲収録 新境地開拓で勢いに乗ってきた頃のアルバム

ここからソフィアの全盛期となってくる、曲調をやや方向転換して新境地の開拓が始まったかの様なアルバム。

この辺りを境に、活動範囲が広くなっていき、人気も出てきた頃である。


このアルバムALIVEには、ソフィアの代表曲の中の2つ「ゴキゲン鳥~crawler is crazy~」「君と揺れていたい」が収録されている点でも、是非持っておきたい1枚。

聴いてみると、あれ?雰囲気変わったよね?って感じだが、実際にそこそこヒットしているので、結果として良い方向に向かった形と思うが、結構意見の割れるところかもしれない。

この手のバンドだと、インディーズ時代から応援しているファンが多い印象を受けるが、そう言う意味では曲の雰囲気が変わると言うのはアーティストとして賭けでもある。

この頃から新しいファン層が出来上がり、所謂インディーズのヴィジュアル系っぽさは薄れた印象。

徐々に曲も洗練されてきた印象を受ける。

とは言っても、ストレートな歌詞はあまりなく、ゴキゲン鳥などややアートな感じも否めないが(笑)


ジャケットの雰囲気も、付属のリーフレットも写真集的な感じで、遊び心のある感じだが、何のCDなのか分かり難いのは難点か。


ちなみに、収録曲のリストは側面に。

君と揺れていたいは、曲名から察する通り、ラブソング的な位置づけ。

やんわりとしたメロディーに、ソフトな感じの歌詞で若い年齢層でも心地よく聴ける。

ゴキゲン鳥はちょっとやんちゃな印象を受ける歌だが、なかなか面白い歌詞。

どちらもカラオケ向きで、ドライブにも最適な曲調となっており、当時の若い世代には受け入れ易かったのかもしれない。

イントロが流れ始めたら思わず鼻歌で追従したくなる点はJ-POPならでは。

ただ、改めて聴いてみて古いとは感じないものの、当時の様な共感は得られ難い。

雰囲気とノリで聴くタイプの音楽であって、感動を得るものとは異なるからだ。

ターゲット層は主に中学・高校生向けのアルバムと言えるだろうか。

何とも言い難いのは、タイトルトラックを始め、その他収録曲が微妙すぎる点だ。

正直、シングルで良いが、この頃のシングルは…あれだ。小さい(笑)

ゴキゲン鳥 〜crawler is crazy〜
YouTubeのチャンネルより


アーティスト:SOPHIA
タイトル:ALIVE

収録曲リスト
1.ゴキゲン鳥~crawler is crazy~(album version)
2.DIVE
3.この風に吹かれながら
4.-&-
5.forget
6.口笛
7.チョーク
8.坂道
9.Replay
10.君と揺れていたい
11.蜘蛛と蝙蝠
12.ALIVE
13.about

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